わたしは林木林さんの絵本が大好きです。
図書館に来るたびに
探しては、読んでいるのですが
この『せかいいちのいちご』
はいつも貸出中で読むことが
できていませんでした。
今日は、やっと借りることができたので
早速、読んでみました\(^o^)/
あらすじ。
出版社の紹介にはこう書かれていました。↑↑↑
もう少し、内容をご紹介すると、、、、
ある日、しろくまのもとに
ひとつのいちごが届きます。
毎年、届くようになり
届くいちごの数も、ひとつずつ増えていきます。
一番最初に届いた、ひとつぶのいちご。
あの時の感動と幸福感。
毎年いちごが増えるにつれて、
しろくまの心にも変化があります。
有り余るほどのいちご。
ひとつぶのいちご。
しろくまにとって
世界一のいちごとは?
そんなお話です\(^o^)/
自分にとっての『増えると、減る』
出版社の紹介にもあるように
増えると、減る。
いちごが増えて減ったものとは?
を親子で考えてみると
豊かな心が育まれそうです。
『増えると減る』
人によって、自分にとっての
増えると減ってしまっている事が
頭に浮かぶと思います。
人間が感じる、感動、達成感、高揚感、ときめき
を思い出させてくれる一冊です。
私が1番に頭に浮かんだ『増えると減る』は
『夫』です・ω・
結婚する前は2年間、
遠距離だったので、年に1、2回しか
会っていなかったので、
しろくまにとっての
最初に届いた、いちご状態でした!!
それなのに、
一緒にいる時間が長〜くなるに連れて
感動、幸福感、ときめきはどこへ??
といった感じです^_^
そんなの、どんな夫婦も
そんなものだと思いますが
それに気付き、あの頃??を思い出すだけで
夫に対する現在の気持ちに
変化は多少ある気がします。
最初に届いたいちご状態には
なりませんが、
夫が存在してくれていることへの
感謝の気持ちは
この本を読んだことにより、
増えた気がします。
愛情や感謝の気持、憎らしい気持ちも
減ったり増えたり、を繰り返すのだと思いますが
この本を読んで、
1度立ち止まって、自分の心と向き合う時間って
やっぱり大切だなぁ、と感じました。
私にとって、幸福感を取り戻す時間をくれる
絵本です。
心を育む哲学絵本。
前作の『二番目の悪者』同様、
子供と一緒に心を育むのに
ぴったりな絵本です。
人間の心というものの構造を
客観的に見ることができる絵本です。
人間って、そういうものだけど
きっと、気付きがある人と、気付きがないない人
考える人と、考えない人では
心の豊かさが違うのではないかと
思います。
眠る前に読み聞かせをした後
子どもと語り合いながら寝るのにも、ぴったり。
忙しさに追われながら、
空を眺める余裕もない人に、
ぜひ、読んでほしい一冊です!!