みどりのほし。

絵本

あらすじ

なんだかつまんない日、ぼくはふと、テーブルの夏みかんをみる。「あっ、なつみかんのてっぺんに、みどりのほし、みぃつけた」やさいにも花にもみつけた、みどりのほし、ほし、ほし! 葉っぱのながれぼしを追いかけて走ったぼくは、草の上で大の字になってともだちと手をつなぐ。ぼくたちはみんなほしのこども…。林木林さんのみずみずしい言葉と、長谷川義史さんののびやかな絵で描かれる、小さな発見から大きく広がる心の世界。

童心社

心で感じる絵本

あらすじを読んでも、この絵本の良さは半分も

わからないと思います。

林木林さんの絵本は、言葉がいつも心に響きます。

心が動くのを感じます。

内容を言葉で説明するのが難しい絵本です。

でも、読み終わった後は心が晴れやかな気持ちになります。

みどりのほしを発見。

絵本を読み終えると、姪っ子が大の字に寝っ転がりました。

本当だ!星の形だ!』と。

冷蔵庫からプチトマトを持ってきて、

うわぁ!本当だ!本当に星の形してる!』と

ヘタを嬉しそうに見せてくれました。

トマトだってナスだって、

どれもいつもよく見ているものです。

みどりのほしに今まで目を向けたことなんて

ありませんでした。

みどりの星、他にもあったら教えてね。

と姪っ子に伝えて、きれいな星空を見ながら

帰宅しました。

満月の輝きも星の形に光っていました。

絵本を読む前と後では、夜空の景色が

いつもと違って見えます。

なんだか心がピュアになった気さえします。

一日がハッピーになりそうな一冊

最初はつまらない、

ひとりでいたい気分の孤独なぼくから、

目の前にあるみかんのみどりのほしに

気付いた瞬間、

世界が広がっていきます。

宇宙大に視野が広がった先には

みんなと手をつないでいる、ぼくたち。

想像力の豊かさを感じられる、

素敵な絵本です。

つまらないと言って、

ゴロゴロしている時に読むと、

一日がハッピーになりそうな一冊です。

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