中学受験を終え、
感じたことを綴りたいと思います。
第1志望、第2志望、不合格。
長女は第一志望、ドルトン東京学園を
受験しました。
第二志望は開智日本橋中学校でした。
合計7回受験し、全て不合格でした。
毎日、夜に不合格通知をオンラインで確認。
翌日、受験する。
という、なかなか苦しい受験でした。
最終日の最後の受験は
ドルトン東京学園。
試験を終えて、教室から集合場所に戻ってきた長女は
すでに号泣していました。
やっと、受験が終わったという
緊張の糸が切れたことよりも
最後の試験が今までで一番うまくいかなかった。
という悔し涙でした。
バス停に着くと、声を出して泣くほどで、、、。
親としても、胸が締め付けられる思いでした。
帰り道の、成城学園駅で見た富士山の景色、、
振り返ると、まんまるのキレイな満月の景色は
一生忘れることはないと思います。
人生最大の挫折。
長女は人生で最大の挫折を味わいました。
第一志望のドルトン東京学園に
入学する事だけを考えて受験勉強をしてきたので
努力の成果が合格として得られなかったことは
苦しい現実でした。
努力してきた分だけ、苦しみも大きく
隣にいる私も、本当に悔しく
涙を堪えるのに必死でした。
しかし、それでも時間は過ぎていくので
進路を考えなくてはなりません。
地元の公立校に通うのか?
、、、それは絶対に嫌だというので
ひとまず、N中の資料を取り寄せました。
大きな挫折を味わった翌日、
ぐったり傷心状態のまま、いつも通っている
英語の塾に行くと、
娘の状況を先生が
親身になって聞いてくれました。
中学受験はまだ終わっていなかった。
本当に受験おわらせちゃうの?
もったいない!!
と言って、まだ入試が残っている学校の情報を
教えてくれました。
その中から、気になった学校が2つあったので
とりあえず、翌日の入試を受けることにしました。
傷心状態のままではあったけど、
新たにチャレンジする気持ちを振り絞り、
淡々と4教科を受験し、
気持ちを切り替え、受験に望む姿は
本当に誇らしかった。
精神状態はギリギリのところだったと思います。
そんな状況でも、一歩もひかず
あきらめず、自分の人生にしっかりと向き合っていました。
結果は合格。
補欠の後に合格となりました。
もう1校の受験候補だった学校は
出願はしたものの
プレゼン入試の準備も一週間で
やり遂げたものの
受験はせず、
合格となった学校に入学することに
長女は決めました。
その決断も、長女にとっては
苦しい決断だったと思いますが、
最後まで自分の進路を
自分で決めきることができました。
第一志望の学校に入学することはできなかったけど
もう、その悔しさはあっという間に乗り越え
入学が決まった学校が第一志望だったんじゃないか
と思うほど、入学を楽しみにしています。
中学受験は大成功。
失敗か、成功か?
と考えると、失敗なんてあるのか?
とさえ感じてしまいます。
子どもが、自分で決めて、努力した結果は
思い通りの結果でなかったとしても
かけがえのない経験になります。
長女が死ぬほど努力をしていたのは
私は知っています。
だからこそ、長女は挫折を味わうことができた。
そこそこの努力をしていたのでは
こんなに苦しむことはできません。
この苦しさを経験できたことは
合格という結果よりも
親にとっては最大の喜びかもしれないとさえ
感じているくらいです。
人生、努力をすれば
願いが叶うとは限りません。
そんな時でも、自分にとっての
最善の道を切り開くすべを
長女は身につけ始めました。
社会に出てからの困難にも
きっと負けずに向き合っていけると思います。
新しい環境で
さらに成長していく長女の姿を見ながら
私も成長しよう!!と思う
今日この頃です。