先日、長女の期末試験の結果が出ました。
夫婦でよいバランスで
長女に言葉がけができたかな、、。
と思ったので、ブログに残しておこうと思います。
クラスで3位、学年で6位だったよ!!
今まで、テストで100点を取っても
親に報告してこないタイプの長女です。
逆に点数が低く、落ち込んだ時にこそ
テストの結果を知らせにきます。
そんな長女が珍しく、
『成績でたよ!!』
『クラスで3位!!学年で6位だったよ!!』
と言ってきました。
学年140人の中で、補欠合格だった長女が
成績上位の結果を嬉しそうに
報告してきました。
へー、良かったね!!でもさ、、、。
嬉しそうに報告してきた長女に対して
私はこう返しました!!
『へー良かったね、でもさ、頑張ったね!!とは言えないかな、、。』
私は全く順位を気にした事がないのです。
大した努力をしていなかった
長女の姿も見ていたので、
それなのに成績上位だったなんて
ラッキーだったね!!くらいの感覚でした。
なんなら、厳し目なコメントを
長女につらつらと続けて言いました、、、。
●努力もしてないのに、良い結果を得ると自分は凄いんだと、変に勘違いしてしまって傲慢になりかねないから、気をつけなきゃだね
●成績に順位がまだあるんだね。めちゃめちゃ努力して、良い結果が得られなかった子は良い評価を貰えないの?
●私は結果より過程に興味があるから、なんとも言えないよ
●ただただ、ラッキーだったね。
●中学生になったら、周りからの評価を気になるようになったの?
●中学生になったら、承認欲求が増してない?中学生はそういう年頃なのかなぁ。
●順位とか、表面的なことに囚われすぎると、人に対しても、肩書や、周りからの評価で相手を見上げたり、見下したり、凄いとか凄くないとか、判断しがちになってしまうから気をつけたほうがいいよ
きっと、長女の嬉しそうなテンションとは
温度差がありました。
そして、上記に述べたような説教じみた事ばかり
長女に言ってしまいました。
私は
中学入学以降、趣味に没頭し
勉学に励んでもいない長女が
勉強で良い結果を得られたことに対して
喜んでいる姿に
なんだが納得がいかない感情が正直ありました。
毎日、テスト期間でもないのに
部活をこなしながら、
夜遅くまで勉強を親に強いられている
長女の友達の存在があったからです。
毎日、好きなことに没頭して
テスト前日に軽くこなした勉強で
良い結果を得た長女に対して
褒めどころがあるか?
と思ってしまいました。
でもまぁ、説教じみた事までは
言い過ぎたかなぁと
モヤモヤしていました。
夫が教えてくれた褒めどころ。
この一連の流れを
夫に話をすると、
『可哀想〜、そんな厳しいこと言わなくたっていいじゃん〜』
と言われました。
『受験では発揮できなかった力が、今になって発揮できたって事なんじゃないの?』
『受験勉強頑張ってきた結果なんだから、褒めてあげなよ!!』
『授業も凄く楽しく積極的に参加しているし、学ぶこと自体楽しめているから、授業でちゃんと頭に入ってるんだよ』
『それっていい事じゃん、それで補欠合格から、成績上位になれたって、褒めることじゃないの?』
と夫に言われました、、。
確かに、そういう見方もあったか!!!!
と思いました。
長女に夫の言葉を伝える。
夫の言葉をそのまま伝えようと
翌朝、長女のベッドで一緒にゴロゴロしながら
『あのさ、成績良かった話をしたら凄く褒めてたよ』
『パパにそんな厳しいこと言わなくていいじゃーん、って言われちゃった』
と夫に言われたままに、全て長女に伝えました。
長女は
『お〜嬉しすぎる!!!』と
喜んでいました!!
(ウルウル、、、。)
私はこの瞬間、
あることに気が付きました。
夫婦として、子育てを通して
初めて!!
最高のチームワークを発揮したんじゃないかと!!
天狗になるのを防ぎつつ、
自己肯定感も高められたのではないかと、、、!!
そして、夫の褒めポイントが良かったと!!
良かったと思う、褒めポイント
褒めポイントが
成績上位だったことにフォーカスされていなかった事は
凄く良かったと思いました。
『成績が良い=素晴らしい事』ではなく
『過去の努力=今の成績に繋がった』というふうに
伝えられたかな、と思います。
『勉強を楽しむ→勉強が身になりやすい』
『ストレスや緊張→力を発揮しづらい』
そんな振り返りが一緒にできて、
長女と一緒に色々考える時間になりました。
ヒドゥンカリキュラム。
私は最近
『ヒドゥンカリキュラム』という言葉を知りました。
意味としては
私も理解を深めている最中ではありますが、
『意図していない学びを相手に与えてしまうこと』
と解釈しています。
今回もし、長女に対して
良い成績を取ったことにフォーカスして
褒めてしまっていたとしたら、
もしかしたら、
『成績上位なことは良いこと、偉いこと』と伝わり、
それだけではなく
『成績下位は残念なこと、偉くないこと』
という考えを植え付けてしまいかねない。
と、感じました。
結果より、常に、子どものパーソナルな部分に目を向けて
素敵だな!!と感じたところを伝えていくことが
きっと、その子の自己肯定感を育てていけるのかな、と
改めて感じました。
ただただ褒めるだけでは
マイナスのヒドゥンカリキュラムが
働いてしまっているかもしれません。
褒めることでマイナスなことなどない!!
プラスなことしかないでしょ!!
と思っていた時期もありましたが、
最近は
あえて褒めない、褒めどころを考える、など
『褒める事』に対して、
ヒドゥンカリキュラムが発生しないように
意識をしてみているところです。
でも、意識しすぎないようにも
意識しているところです(^^)
というお話でした。