夏休みの間に
息子は挫折を味わいました。
次女と同じオルタナティブスクールを受験しましたが
選考から外れてしまいました、、。
そんな息子の『これからどうする?』
を考え、現在を書き留めておきたいと思います。
学校やめる宣言。
夏休みも終わり新学期がスタート。
息子は始業式からお休みしました。
翌日は登校。
帰宅し、『学校にはもう行かない』
と一言。
オルタナティブスクールに出願すると決めた時から
息子は学校にはもう行かないと決めていました。
ですが、まさかの選考外。
息子なりに、自分の居場所を失い
もう一度、学校に行ってみたけど
やっぱり行きたくない!!と、
改めて思ったようです。
もう一度、自分の気持ちを確認するための
登校だったようです。
自分の居場所。
息子は家以外の自分の居場所を完全に失い
選考外という結果も受け入れられず
7歳にして、絶望を味わっていました。
私も、どうすることもできず
ただ、毎日を一緒に過ごしました。
一緒に泣いたり、一緒に水族館や図書館に出掛け、
気持ちが癒やされる瞬間を探したり、
これからの事を一緒に考えました。
日本全国のオルタナティブスクールを
沢山検索しました。
親子留学や離島留学も沢山検索しました。
沢山考えました。
息子が自分で生きていく力を身につけていくには
どんな環境がいいのか、、、、。
自分の居場所は
自分で切り開いて作っていってほしい。
母子関係。
息子がホームスクーリングを選んだとしても
私は息子に付きっきりになることはしたくない
と考えていました。
息子にとって、最も安心できる、居心地の良い人間は
私だと思います。
そんな私が息子とずっと一緒にいることは
息子の成長の邪魔にしかなりません。
私が落ち込んでいる息子と一緒にいたら
この状況をどうにか変えたい!!と
思わなくなってしまいます。
家族以外の人と良好な人間関係を自分で築いていきながら
自分の居場所を作ってほしいというのが
私の願いでした。
息子が成長していくのに最適な母子関係でいたい。
最適な距離感でいたい。と考えていました。
9月いっぱいは
苦しみと葛藤とこれからのことを考える
じっと耐える1ヶ月を過ごしました。
自分で決めることができた。
10月に入り、色々なスクールの資料請求をしつつ
一緒に色々なスクールを見学に行こう!!と、
行動し始めようとした頃、、。
息子が
『〇〇のフリースクールに行く!!』
と言いました。
いつも通っている英語教室の先生がフリースクールを始めたそうで
息子の状況をいつも聞いていて、
『ここにおいでよ』と毎週のように誘ってくれていたらしいのです。
(私は全く知りませんでした、、、)
私は選考外になってしまったスクールと
カリキュラムが少しでもちかいところはないか、、、と
探していたのですが、、、
息子が決めたフリースクールは
とてもシンプルな、息子にとって
『居場所』のみを提供してくれたような
そんな場所です。
生徒は息子ひとり。
先生と2人きり。たまに大学生もいたり、、。の様です。
学習したり、マイクラしたり、将棋をしたり、、。
現在は週3回、午前中のみスクールに通い、
午後は週4回ほど柔道教室で、お友達と汗を流す日々です。
なかなか充実している毎日になってきました。
学校をやめた日。
フリースクールに通い始めて1週間。
学校で面談がありました。
週に1回あった特別支援の先生との時間も
登校していないと受けられない支援なので
白紙に、、、。
『彼にはフリースクールが合ってると思う』と特別支援の先生に言われ
私が、もう公立校に通わせようと促すこともやめたいという気持ちも話をしました。
うん!!やめていい!!やめましょう!!
『でも、いつでも遊びに来ていいんだからね!!』
『たまには顔見せてね!!』
と息子にも伝えてくれました。
担任の先生や校長先生とも、
特別支援の先生がうまく話を取り持ってくれ、
息子や私を守ってくれました。
(次女の時は反対され、悲しい思いをした事があったので、、)
そんな勢いのまま、学校にあったお道具箱も、体操服も、上履きも
全部綺麗さっぱり、持ち帰ってきました。
息子の気持ち。
帰宅後、息子は久しぶりに大きな声で
わんわん沢山泣きました。
しばらく泣いて、でも、とてもスッキリした顔で
ほっとした様子でした。
久しぶりに、学校の門をくぐることも
すごく勇気が必要だった。
苦手な教室に行くのも怖かった。
クラスのお友達に会ってしまうことも怖かった。
担任の先生に会うのも怖かった。
職員室に行って、校長先生にお別れを言うのも怖かった。
どんな目で見られて、どんな事を思われて、
どんな言葉が自分にむかってくるのか、
想像できないくらい怖かった。
すごく怖かったけど、
これで、もう学校に行かなくていいんだ、、、。
と思うと、ほっとして、、。
あとは前に進むだけ!!!
根性がないんじゃない。わがままなんじゃない。
人生、自分のやりたくないことも
やらなきゃならない事もある。
その訓練をするのが学校なんだ。
行きたくないから行かない!!は
わがままだ。
こんな言葉を耳にする度に
苦しい気持ちになります。
息子はとても根性がある子だと思うからです。
毎日、理不尽に怒鳴り散らされても、
言い返しもせず耐えていたし、
そんな先生に対して、
『先生が悪いんじゃない、先生を教育した人が悪いんだ』
と言い、どんなにお友達に意地悪を言われても、手を出されても
心の中で『なにくそー!!!!』と叫んで、
相手にしなかった。
いつも、息子の涙を堪えている表情を思い出すと
私のほうが涙が出てしまっていたけど、
息子はとても我慢強い。
皆と同じようにはできないけど、
息子は息子なりに、毎日一生懸命過ごしていたと思います。
自分はどんなふうに人生を生きていきたいのか、
息子なりに考え、自分で人生の選択をして
チャレンジをしている息子を
私は尊敬しています。
息子は楽をしたくて学校をやめたのではありません。
フィールドを変えただけです。
これからきっと、まだまだ試練は訪れます。
でも、自分で選んだ道だから
人のせいにもできません。
私は、ただそばで応援するのみです。
どんな大人になるのか、私には全く想像がつきません。
だからこそ、楽しみ過ぎです!!
生きてさえいれば、絶対に人生はどうにかなります!!
それを身をもって知る経験ができたことは
息子にとって宝の経験です!!