発語を促すために意識したこと。

保育

産まれた時から実況中継を心がける。

現在私は、夫が経営する美容室で働いています。

そこで、赤ちゃんを預かる機会がよくあります。

2ヶ月くらいの赤ちゃんから1才前後の子どもを預かる時に

意識していることがあります。

それは実況中継をすることです。

※科学的根拠は特にありません。

実況中継とは。

目の前に見えるものを語りかけるように実況中継していく

というものです。

目の前の道路に車が通ったら

①『あ!車が通ったね〜ばいば〜い!』と一言。

車というものが目の前を通ったことをお知らせします。その時、

子どもの脳内では『ん?くるま?』くらいかもしれません。

②『車くるかな〜。あ!また車通ったね〜。車だね〜!』と2台目の

車を待ちつつ、通りがかったらすかさず、

今目の前を通ったものは車だということが伝わるように伝えます。

その時、子どもの脳内では『これが車かな?』となっていきます。

③『あ!今度は赤い車だね〜』『あ!今度の車はトラックだね〜』など、

どんな車のなのかを伝えていきます。そうすることで、

これが赤かな?』『これがトラックなのかな?』と

だんだんと覚えていきます。

※ここで私が気をつけていることは、なるべく赤ちゃん言葉は控えることです。

(例・ワンワンではなく、最初から犬という言葉で覚える。)

大人になって使わなそうな言葉をわざわざ赤ちゃん言葉で覚えなくても良いかな、、。

くらいの気持ちです。

そして、短い文章で何度も実況中継することです。

目の前のものと言葉が結びつきやすいように、

丁寧に完結に、わかりやすく伝えることが大切です。

実況中継を積み重ねて行くことで、物の名前や言葉を

インプットしていきます。

視野を広げて子どもの世界を広げる。

特に気をつけたいことは、脳に詰め込むぞ!!という意識で

実況中継しないことです。

この世界には色んな物があることに気付いてもらうような

実況中継が望ましいです。

お散歩で金木犀の前を通りかかったら、

いい香りだね〜金木犀だね〜』と伝えるだけで、

子どもの視野が広がり、世界が広がります。

『今日の空は雲がいっぱいだね〜雨ふるかな〜』など、

視野を広げながら、この世界のことを知っていくための

実況中継でもあります。

実況中継を通して、子どもとの楽しいコミュニケーションに

なっているのが理想的です。

これを続けていくと、いつからか、実況中継が

会話に変化していきます。

インプットができていればアウトプットの時期はあせる必要なし

これをやったからといって、絶対に早くしゃべることができる

という訳ではありません。

アウトプットの時期は個人差がかなりあると思います。

我が家の長女は発語が早く8ヶ月頃からおしゃべりが始まりました。

ですが、次女は発語がゆっくりでした。2歳になった頃から

急に話し始め、今では誰よりも口が達者です。

発語を促すためにできること。

発語を焦る必要はありませんが、自分の気持ちを言葉で伝える

ということは大切なことです。

自我が芽生えてきてイヤイヤ期を迎えた頃に

少しでも自分の気持ちを言葉にできる子どもは比較的、

情緒が落ち着いている気がします。

心にある思いを上手く伝えられないもどかしさがあるとすれば

発語を促すために出来ることはやってあげたいですよね。

イェス、ノーで答えられる聞き方はしない

(例・飲み物を選ばせる時)

オレンジがいい? りんごがいい?

オレンジジュースとりんごじゅーすどっちがいい?

オレンジなのかりんごなのか、自分の言葉で伝えられるように

してあげましょう。

わかっていてもわからないふりをする

子どもと長く過ごしていれば、『あー!』や『うー!』だけでも

子どもが何をしてほしいのか、だいたい分かると思います。

表情をみただけでもわかることもあると思います。

そんな時はわかっていても、わからないふりをしましょう。

(この判断は発達段階に合わせて対応具合を見極める必要があります)

聞く姿勢はしっかり持ちながら、何をしてほしいのか

子どもからの言葉を引き出してみましょう。

急には難しいと思うので、はじめのうちは

『お水がほしいの?』と聞いて『うん。』と言ったら

『お・み・ず・ちょーだい』と一緒に言ってあげるのも

良いと思います。

絵本の言葉をいっしょに言ってページをめくる

アンパンマンの絵本であれば、『せーの!アンパーンチ!』と

一緒に言うと次のページをめくるというシステムにする。

『いないいないばあ』や『きゅっきゅっきゅ』などは

声をだしながら一緒に楽しめる絵本の代表作だと思います。

※発語を促すためと色々書いていますが、

『おはよう』『おやすみ』『ありがとう』『いただきます』『ごちそうさま』

などのあいさつが家族みんな、家庭の中で出来ていれば、充分。

くらいの気持ちで良いと思います。

子どもの成長発達は個人差があります。

絶対に周りと比べないことが大切ですね!!

子どもに負けないくらい、私も

人間として成長し続けたいと思う今日この頃です。

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