我が子3人のイヤイヤ期はどうだったか?
長女は産まれてから現在10才まで、未だイヤイヤ期はやってきていません。
え?!そんなに聞き分けよくて大丈夫?と思うほど、グズられた事がありません。
長女が5つ子でも、余裕で育てられそうな気さえします。
次女は2才前後に典型的なイヤイヤ期がやってきました。
長女にはなかったイヤイヤ期がやってきたので、とても興味深く、嬉しく、
次女がイヤだ!!と言う度に私はニヤニヤしていました。
『だよね。いやだよね。』と『靴なんか絶対はきたくないよねーいやだよねー』と
言いながら、靴を履かせたりしていました。
ある程度のイヤイヤは、嫌な気持ちに共感しつつ、あなたを尊重するよ。の、気持ちで
関わることで、対応できていました。
そして、末っ子です。現在5才の息子です。未だイヤイヤ期は終わりません、、、、。
1歳後半からイヤイヤが始まり、2才、3才とイヤイヤ具合はレベルアップ。
私自身、息子に対してイライラはしませんでしたが、
周りに迷惑をかけてしまうことに対して、
本当に頭を悩ませる日々が続いていました。
イヤイヤがひどすぎて、発達障害を疑われた。
イヤイヤがあまりにもひどく、保育園の先生からは
困っている、とよく言われていました。
発達に問題があるのでは?と疑われたこともあり、発達支援センターなどにも行き
発達診断のテストも2度うけたことがあります。
しかし発達面での問題は見つかりませんでした。
先生との出会い
4才児クラスに進級し、新しく担任になった先生との出会いが
息子に大きな変化をもたらしました。
先生の息子に対する関わり方と息子の反応を見ていると、
学ぶ部分が多く、やっぱり、どこまでも相手を尊重しようとする姿勢は
子どもに安心感を与え、気持ちをリラックスさせることが出来るんだ
ということを、再確認できました。
この先生はぼくの気持ちを理解してくれている、僕に愛情をもって接してくれる、
という先生との安心と信頼の絆が深まるに連れて、息子がイヤだー!!
と暴れる日は保育園中の先生が驚くほど、減っていきました。
教室に入りたくない時は『いいよ』と言って、ベンチに一緒に座ってくれて、
ドッジボールをしたくない時は『いいよ』と言っておんぶをしながら参加させてくれて、、、
つい先日も、息子が保育園行きたくなーい!!と叫んで下駄箱でひっくり返っていると
通りがかった先生が『おはよー!!保育園行きたくないのー?』と
明るい表情で声をかけてきてくれました。
『うん』と息子がうなずくと、
『そっか。じゃあ、カブトムシの餌を先生と一緒にあげにいこう』と
息子をだっこして、教室とは逆方向に連れて行ってくれました。
息子の機嫌はあっという間に元通りになりました。
その先生の対応にまたひとつ学びがありました。
先生の対応から学んだこと。
●説得はしない。いつも提案。
頑張って保育園いこうよ。楽しいよ?皆と遊ぼうよ!!
ママもお仕事がんばってくるんだから、〇〇くんも頑張ろう!!
などの説得をいっさいしていませんでした。
それでも、結果的にカブトムシの餌をあげた後は自ら教室に行き、
お友達と楽しく遊ぶことができていました。
●イヤな気持ちを受け入れた流れで、他の興味に気持ちを向けてくれる。
イヤだという気持ちを1度受け止めると、
その後、嫌だった話にはほとんどふれません。
じゃあこうする?あぁする?と、提案してくれるので、
子どもの脳の中で、イヤだ!!という気持ちでいっぱいだったのに、
先生の提案に耳を傾け始めたところから、イヤだ!!の思考が消えていっているのがわかります。
登園したときにはいつも体力を使い果たしていた私でしたが、
久しぶりに息子にいってらっしゃ〜い!!とすんなり送り出された日は
いつもよりも100倍気持ちが軽く、先生に大感謝の朝でした。
イヤイヤ期(子育て)の心構え
イヤイヤ期の対処法は細かく言えば、きりがないほどあると思いますが、
子どもは一人ひとり違うので、対処法マニュアルがあったところで
当てはまらないことも多いと思います。
マニュアル通りやろうとすると、うまくいかなかった時に
イライラの原因にもなってきます。
だからこそ、どのような心構えで子育てをしていくか、が
重要なポイントなのではないでしょうか。
とは言え、忙しさに追われる中での子育てで、親も気持ちのコントロールがうまくいかない。
そんな日もあると思います。
そんな日もたまにはありながら、長い人生の中での短い子育て期間を目いっぱい楽しみたいと
思う今日この頃です。