小学生の心をつかむ本。
長女が年長の頃、先生に読み聞かせてもらってから、
長女がハマりにハマって、マコチンシリーズを2冊買いました。
もう一冊は『マコチンとマコタン』です。
私のおすすめはダントツで『マコチン』です。
1ページ目からグフフっと笑いがこみ上げます。
小学生が好きそうなネタがいっぱいのお話です。
笑い転げるほど、おもしろい。
関西弁と昭和感ただよう感じがおもしろい作品です。
いたずらっ子で、やんちゃなマコチンと仲間たち。
マコチンのやんちゃぶりに手をやきながらも、愛情いっぱいのトヨコ先生。
そんなマコチンの日常を面白おかしく描いています。
今の時代では絶対に許されなさそうな、いたずらや悪ふざけ。
だけど、マコチンたちの自由なのびのびとした発想は
読んでいて気持ちがよく、とにかく我が家の子ども達は
笑い転げて聞いています。
面白いフレーズはリピートで読まされるほどです。
最後はほっこり。
とてもヤンチャなマコチンはトヨコ先生が大好きです。
ある日大好きなトヨコ先生が風邪で学校をお休みしました。
先生にお手紙を書いて、チョコレートを買い、
遠く離れた先生のお家まで行きます。
日も暮れてきて、その道のりは心細いものでしたが、
こわい気持ちはグッと堪えて、先生のお家になんとか辿り着きます。
無事に辿り着き、先生に抱きしめられるマコチンがとても愛おしいです。
マコチンの愛らしい部分とヤンチャな部分が描かれていて、
マコチンと息子が重なる部分もありマコチンという少年に
愛着が湧きます。
子どもと一緒に笑いたい、そんな日に読むのに
ぴったりな一冊です。