星がきれいな夜、庭で寝るばばばあちゃん
星がきれいな夜、ばばばあちゃんは家の中にいるのがもったいなくて、ゆりいすを外に持ちだしてお星様をみていました。やがて遠くの森からお月さんも出てくるのを見ると、いっそのこと外で寝てしまおうと考えました。そこでベッドと毛布と枕を、それからお茶の道具も、そしてテーブルやレンジ、しまいには家のものを全部持ちだしてしまいます。ばばばあちゃんの絵本の第1作です。
福音館書店
最後にはクスッと笑えるチャーミングなばばばあちゃんらしい、
オチがあります。
キャンプをしたくなる絵本
私が小学校1年生の頃、
両親の故郷である沖縄で親戚みんなでキャンプをしました。
ちょうどその日は、しし座流星群が見られる日で、
浜辺にゴザを敷いて、数え切れないほどの流れ星を
浴びるように眺めながら、眠りにつきました。
あの光景は今でも鮮明に覚えています。
きれいな星空を見ながら眠りにつきたい!!という
ばばばあちゃんの気持ちが私にはよくわかります。
『ぁあ〜またあの頃の様なキャンプを
子ども達に経験させてあげたい!!』
という気持ちが、この絵本を読む度に燃え上がります。
まだ、経験させてあげることはできていないのですが、
この絵本を読む度に、しし座流星群の話をしながら
眠りにつきます。
ばばばあちゃんと一緒に幸せな気持ちで
眠りにつけそうな一冊です。