先日、保育士のお客様と保育の話になり
子どもたちが乳児の頃に
心掛けていたことを思い出しました。
ロックしない。柵もしない。
赤ちゃんがハイハイやつかまり立ちを
するようになると、
引き出しを開けたり、
ティッシュを沢山出してしまったり、
色んなスイッチを押してしまったり、、、。
家の中にある、色々なものに興味関心を持ち
好奇心旺盛な時期がやってきます。
そうすると、扉が開かないように
ロックをかけたり、キッチンに柵をしたり
していませんか?(・∀・)
私は本当に大切なものや、
危なすぎるものだけは
手の届かないところにしまいますが、
柵や扉にロックをかけた事がありません。
赤ちゃんの好奇心が沢山ある時期に
教えたいことが沢山あり、
そのやり取りを沢山したいからです!(^^)!
これは危ない。これは大切。これは触ってもよい。
例えば、
キッチンの引き出しを子どもが開けたとします。
カレーのルーを出し始めます!!
その時、私は『それならいいよ~』
と声を掛けます。
次に、
缶詰めを出し始めます!!
『それならいいよ~』
と声を掛けます。
次に、
調味料を出し始めます!!
調味料の蓋が開いてしまったら
大変な事になってしまします(*_*)
胡椒まみれは大変です(*_*;
そんな時は
『これはだいじだいじ』
『くしゃみがたくさんでちゃうね』
『これはあぶないね』
『これはおかたづけだね』
表情やジェスチャーや言葉で
これは触らないでほしいということを
伝えます!!
『これならいいよ』と言って
安全な代わりのものを渡します。
子どもが『いやだー』と言っても
『じゃあこれは?』
と言って、
安全な使っても良い物を
提案し続けます。
のけぞって『いやだー』が激しい時は
ひとまず、菜箸や
その時に持っているお玉などで
お鍋やボールを叩くか、
水道の蛇口をひねれば、
ピタッと泣き止むことが
ほとんどです(*^_^*)
可能な限り、子どもが触れてみたいものには
触れさせてあげたい!!
と考えています。
そんな中で、
これは触っても良い、悪いを
何度もやり取りすることで
子どもは学んでいきます。
このやり取りを
私は大切にしています(^_^)
危ないもの、大切なもの、触っても良いもの
色々なものの区別を
自分で考えられるようになっていくと
大きくなるにつれて
子どもに注意することも
減っていくのではないかと思います^_^
子どもの脳を発達させるチャンスをなくすのはもったいない。
●触ってほしくないものに
ロックをかける。
●出されたら片付けが大変になるから
高いところへしまう。
●キッチンは危ないからと
柵をする。
これらは
子どもの脳の発達を促すチャンスを
逃していると思います。
子どもは
何が危ないもので、何が大事なものなのか、
これは私が手にしても大丈夫!!
という基準をいつ、どこで覚えるのでしょうか?
柵をしたり、ロックをかけることで
その基準を知る機会がなくなります。
子どもが脳を使って考える機会が
1日の中で激減です!!
もったいないです(*_*)
『自分で考えて行動する』
ということは、いきなり出来ることでは
ないと思います。
経験の積み重ねが大切です。
その経験は0歳から積めると思うのです。
そして、そのやり取りは
親子の大切なコミュニケーションの
時間にもなります。
たまには柵を外して
キッチンの社会科見学を
させてあげましょう(^^)/